平標山・仙ノ倉山

2021年8月4日(天候:晴、人数:3名)

元橋駐車場(7:20)→ 鉄塔(8:35)→ 松手山(9:36)→ 平標山(11:45)→ 仙ノ倉山(12:50)→ 平標山(13:55)→ 平標山ノ家(15:15)→ 岩魚沢林道(16:25)→ 元橋駐車場(17:35)

元橋駐車場は広く、また花の時期過ぎているので車を置く場所に困ることはないが、アブが多い。花の名前はわからないが、帰ってから調べればと思って、写真を撮りながら進む(しかし、結局帰ってからも調べず)。ルートは、木道や木の階段が延々と続き歩きやすいが、筋肉への負担は大きい。整備の労力はたいへんなものだったと思われる。感謝したい。松手山から平標山、仙ノ倉山、平標山ノ家までは、視界が開け気持ち良い。平標山ノ家では水の補給ができた。岩魚沢林道は1時間程かかるが、林道まで降りれば、暗くなったとしても、山道よりは安心なので、下山で使った。元橋駐車場に戻って来た時にはアブはいなくなっていた。

裏妙義

2021年6月2日(天候:曇り、人数:3名)

国民宿舎裏妙義跡(7:00)→ 炭焼窯(8:30)→ 丁須の頭(9:50)→ チムニー(10:40)→ 赤岩道標(11:08)→ 三方境(13:06)→ 国民宿舎裏妙義跡(15:05)

国民宿舎裏妙義跡の駐車場に車を置いて出発。籠沢沿いの道を進むが、知らぬ間にヒルが腕や靴周りについて来る。手首についたヒルは気が付き、棒切れではがそうとしたが、ひっついていて、なかなかはがれず苦労した。血を吸われるまでは行かなかったが跡がヒリヒリチクチクした。やがて鎖が付けられたルンゼを登り、籠沢のコルに出る。ここから、左に回り込むようにして進むと丁須の頭の基部に出る、鎖で上の基部、さらにその上の肩まで登る。肩まで来ると頭までは4,5メートルほどと近いがハングしており、頭までは危ないので止めた。縦走路に戻る。20メートルのチムニーは鎖があるが、上部10メートル程は垂直なので、1名にはロープで確保しながら下降してもらった。赤岩の岩壁のトラバースは、鎖がついているが、足場が外傾した細い場所もあり、慎重に進む。やがて三方境に至り、巡視道を出発点まで戻る。巡視道はいくつもの沢筋を横切る。途中のどこかでヒルが靴周りにかなり付いてしまい、靴を脱ぐ時に気が付き苦労した。ヒルを除き、鎖場が連続するスリルと展望、変化に富んだ楽しいルートだった(初心者は経験者の同行がない場合入らない方がよい)。

赤岩尾根(両神山系)

2021年4月28日(天候:曇り、人数:4名)

ニッチツ鉱山(6:48)→ 赤岩峠(8:09)→ 赤岩岳(8:59)→ 前衛峰(10:54)→ 1583峰基部(11:43)→ 1583峰山頂(13:20)→ キレット(14:30)→ チムニー(15:06)→ P2(15:14)→ 八丁峠(16:20~16:45)→ ニッチツ鉱山(18:20)

昨年の12月と同様に、赤岩橋手前の路肩に駐車して出発。12月の時より落ち葉が掃けており比較的楽に赤岩峠に到着。ここでヘルメットやハーネスを付ける。ルンゼを登りコルに出て北稜から急傾斜の北斜面を登り赤岩岳に出る。しばらく尾根歩きが続きやがて1583前衛峰基部に出る。左側に巻くルートがあったが、ザイルを出して直登ルートを選択。ザイル1本を使用しスタカットで4名が登るので時間がかかる。1583峰が見えて来た。その後、4,5メートルほどの垂壁は懸垂で降りる。1583峰は、残置ロープのある壁を直上し、右側の斜面を右上してその後、ピンクのリボンを目指し直上する。45メートルザイル1本と引き戻し用の20メートル細引きを繋げて、3ピッチで登る(後続のために最長でも30メートル位しか伸ばせない)。メンバーはロープワークにあまり慣れておらず、時間をかけて慎重に登る。以後は、小ピークの上り下りや巻き道を繰り返し、キレット、チムニー(登らず右斜面を巻いた)を過ぎP2に至る。時間もなくなってきたので、最後のP1は登らず右斜面を巻く。やがて八丁峠に至り一般道を下り林道に出てニッチツ鉱山の赤岩橋に戻る。前衛峰と1583峰が核心部、ただし巻道にしても傾斜が急で滑ったら助からない箇所が多く気は抜けない。その分充実した山行になる。なお、一般登山者は岩稜経験者の同行なくして入ってはいけないルート。

赤岩岳・大ナゲシ(西上州)

2020年12月26日(天候:快晴、積雪なし、人数:4名)
ニッチツ鉱山(8:00)→ 赤岩峠(9:30)→ 赤岩岳(10:35)→ 赤岩峠(11:40)→ 大ナゲシ(13:15)→ 赤岩峠(15:15)→ ニッチツ鉱山(16:30)

赤岩橋手前の路肩に駐車して出発。住宅廃墟の前を通り「右 群馬懸上野村ニ至ル」の石標に従って進む。見上げると赤岩岳の岩壁が朝日を浴びて明るく輝いている。明るく開けた落ち葉いっぱいの急傾斜地を詰めて赤岩峠に到着。右に進みルンゼを詰めるとコルに出る。左側のピナクルに登った後、コルに戻りちょっとした岩稜を登り、樹林帯の急な踏み跡をたどり、赤岩岳山頂に出る。下りは、コル手前の岩稜で安全のためロープを出して確保しながらコルまで下降。ルンゼを下り赤岩峠に戻り、大ナゲシを目指す。大ナゲシの下部岩稜は、左側の外傾バンドルートを選択。回り込んだ所で直登になり後ろが切れていて緊張する(ロープで確保した方がよかったかも)。クサリがある5メートル程の上部岩壁を登り山頂に立つ。下りは、上部岩壁、下部岩壁(下りは直登ルートを選択)共に、クサリや固定ロープがあるが垂直なので、念のためロープを出して確保しながら下降。再び赤岩峠に戻り、ニッチツ鉱山へ下山する。

三笠山(西上州 諏訪山前衛)

2020年11月2日
浜平(7:30)→ 湯ノ沢の頭(9:50)→ 弘法小屋(10:40)→ 三笠山(11:40)→ 浜平(16:00)

林道わきの広い駐車場に車を置いて出発。湯ノ沢沿いを何度か渡渉を繰り返し進み尾根上に出て左に進むと、直ぐ湯ノ沢の頭に着く。左から楢原からの道と合する。赤や黄色の紅葉に染まり切った中を稜線や、稜線を左に巻いたり、右に巻いたり、梯子やクサリ場を越えながら進み三笠山(ヤツウチグラ)に到着。特徴的な山容の天丸山や両神山が見える。当初予定の諏訪山まではもう一息だったが、小さな雨粒が落ちて来た。諏訪山まで行くことは止めて三笠山までとし、来た道を下山。諏訪山まで行けなかったのは残念だったが、素晴らしい紅葉の山を満喫した、静か(他の登山者は皆無)で充実した山行だった。

日光白根山

2020年8月5日
金精峠登山口(6:30) → 金精峠(7:05) → 金精山(8:05) → 国境平(8:40) → 五色山(9:20) → 弥陀ヶ池(10:40) → 白根山(12:15) → 五色沼(14:00) → 菅沼登山口(16:30)

沼田側から金精トンネルを抜けた右側の駐車場に車を置いて出発。金精峠までは急登が続く。金精山への登りは、右側が切れ落ちている箇所が多く滑ったらまず止まらず、気が抜けない。五色山まで来ると、目の前には白根山の大きな山容、眼下には五色沼、その左上には赤い屋根の避難小屋が見える。五色沼は白根山の影の部分は濃い緑、その他は薄い緑色をしている。弥陀ヶ池からは、白根山への本格的な登りが始まるが、火山だけあって、岩や石がゴロゴロしていて、所々急登もあり、落石に注意して登る。標識のある山頂は広くない。残念ながらガスもかかっており遠望も効かなかったが、山頂を踏めた満足感を十分味わう。下山は、避難小屋を経由してまず五色沼へ降りる。この下りは、弥陀ヶ池からの登りを下るよりも、ずっと穏やか。途中、トンボが一杯飛んでいた。五色沼で大休止。山頂の賑わいとは違って、自分たち以外誰もいない至福のひと時を過ごす。弥陀ヶ池まで登り返して、時間、疲労、リスク(道が悪い&かなりの登下降あり)を考えて、金精峠方面へは戻らず、菅沼登山口へ下山した。その後、道路を歩いて金精トンネルを抜けて車を回収。

天理岳(両神山)

2019年12月28日
日向大谷(7:30)→ 天理尾根(8:15)→ 天理岳山頂(10:38)→ 犬曳尾根下降点(11:48)→ 諏訪神社(13:20)→ 表参道登山道(13:35)→ 日向大谷(13:50)

日向大谷の有料駐車場に車を置いて、まず奈良尾沢峠へ向けて出発(4名)。天理尾根に出て痩せた岩稜が続く尾根を進む。さすがに北側からの風は冷たいが、陽だまりは真冬とは思えなほど暖かい。1040m岩峰の北面の登りはかなり立っているが、ロープを出さずに何とか登り切った(下降の場合は必要だろう)。途中、「鳥獣保護区」の赤い看板があったが登っている時は、それが犬曳尾根への下降点と気が付かず通過。山頂直下のクサリ場を登った先が天理岳山頂だった。

クサリ場の下降は、トレーニングも兼ねてロープを出してプルージックを使って安全&快適に下降。携帯のGPSで 「鳥獣保護区」の赤い看板の所が犬曳尾根下降点と確信して下降。踏み後やピンクテープ等を気にしながら下降を続け、長尾沢の二俣で大休憩。その後、諏訪神社を経て両神山表参道に出て日向大谷へ戻る。

両神山に登る人は大勢いたが、天理岳コースは、自分たちだけで誰とも会わなかった。天理尾根北側に雪が多少あるだけで登山道にはほとんどなく、天候にも恵まれ、静かな充実した年末山行だった。

立岩・毛無岩(西上州)

2019.9.29
線ヶ滝(7:10) ー 立岩(9:00) - 立岩分岐 - 相沢越(12:45) - 毛無岩(13:30) ー 道場下降点 - 展望台 - 沢(16:15)ー 道場(16:45)

線ヶ滝の駐車場に車を置いて出発(3名)。途中のガレ場と20メートル程の岩場のトラバース(共に鎖あり)を慎重に通過し鞍部に出て立岩(西立岩)山頂に到着。この辺まではルートは明瞭。

立岩分岐で荒船山方面からの道と合流し毛無岩を目指す。20~30メートルほど崩れている箇所等あり道は荒れ気味。途中、イデミ(1294m峰)方向へ入ってしまったがおかしいと気づき戻り相沢越に到着。道標はあるがクマ?に破壊されていたが、落ちていた木片から辛うじて「相」の字が読めた。毛無岩を目指すが、途中でまたルートを見失い、確実な場所まで戻ってルート確認(赤テープ発見)。初心者がいたので念のため20メートルの細引きを持参したが、ナイフリッジは灌木が繁茂していたので使わずに毛無岩山頂に到着し展望を満喫。

山頂からは垂直に近い下降が続くが、足場はしっかりして灌木も繁茂しており、慎重に下る。黒滝山方面からの道に出て、それを逆に荒船山方面(毛無岩巻道)へ進み道場下降点を目指す。標識はないが、下降点らしき場所を通過、その後、尾根筋を進むが、またルート消失した(大きな岩の10メートルくらいの下り勾配のトンネルがある場所に出てしまった:末尾の写真)が、確実な場所まで戻ってよく探したら、左側の方に赤テーブ発見、展望台らしき箇所もあったが、確認せずに下山を急ぐ。先のめどが立ったところで、コーヒー等も沸かして大休止。暗くなる前に道場に到着。

線ヶ滝に置いた車を回収すべく舗装道路を急いでいたら、地元出身の方が車で通りかかり、声をかけてくれ、ありがたいことに線ヶ滝まで乗せていってくれることになった。おかげで、明るい内に車に到着できた(#ありがとうございました)。

立岩(特に立岩分岐)から先の毛無岩までの縦走ルート、毛無岩から道場までの下降ルートは、かなり荒れていて、人はあまり入っていない(今回、立岩往復の単独行者以外はだれにも会わなかった、特に道場への下降は人の靴跡が見えないような箇所が多い)、ルートが不明瞭な個所がかなりある。磁石と地図を何度も確認した。 車に乗せてくれた地元出身者の方の話しによると、昨年やその前も、滑落者がいて、毛無岩の山稜まで担ぎ上げて、県警のヘリで救助された、道場から上る人も途中で道が分からなくなって、毛無岩へ行きつけずに道場へ戻ってきてしまう人も多いとのこと。

十勝岳(北海道)

2019.8.26
望岳台 ~ 十勝岳避難小屋 ~ 十勝岳 ~(往路を戻る)

25日(日)に北海道マラソン完走後、レンタカーで旭川まで移動宿泊し、早朝に望岳台まで入ったがあいにくの雨。しばらく車の中で様子見していたが止みそうにない。この天気では美瑛岳までは無理かもしれないが、とりあえず行けるところまで行ってみようと決め、カッパを着て出発。

途中、白銀荘方面からの道、美瑛岳への道と分かれ、十勝岳避難小屋に到着。しっかりした小屋で多数のヘルメットが置いてあった。視界が効かないが、ペンキマーク等があり、慎重に進み山頂に到着。山頂は風雨が強く寒い。美瑛岳まで回るのは無理と判断して、写真をとって往路を戻る。登っている時は分からなかったが、山腹から何ヶ所か噴煙がもうもうと吹き上がっていた。樹林帯もなく、火山であることがよくわかった。

※ 前日、札幌のモンベルで熊撃退スプレーを購入して携帯。飛行機には載せられないので、旭川空港のヤマトで自宅への陸送依頼(箱代入れて\1,600程)。 次に行く時は、千歳空港のヤマトに送ればよさそう。